トップページ > 【食育】ペットの食事の基礎 > 犬に危険!
愛犬の体は、私たち人間とは異なります。 私たちには美味しくて栄養になる食べ物でも、愛犬の体には毒となり、時には命を危険にさらしてしまうものもあります。
ペットも多様化し、獣医学も日進月歩の現在、定説となっているものから、研究中のものもあります。神経質になることなく、愛犬の食事を楽しめるよう、基礎知識としてお読みください。 愛犬の手作り食を試そうとされている方はもちろん、普段の生活でも注意しておきたい点をまとめました。
ネギ類には、血液中の赤血球を破壊するアリルプロピルジスルファイドという成分が含まれています。 犬がネギ類を食べると、急性貧血や血尿などの症状が現れるネギ中毒を起こし、貧血を起こします。 死に至る事もあります。
この成分は加熱しても破壊されないので、汁だけを与えても中毒になってしまいます。 コロッケ、ハンバーグ、肉じゃが、すき焼きなど、ネギ類の入った料理を与える事は非常に危険です。
茶色っぽいオシッコをしたら、血液が溶け出している事を意味しますので、すぐに病院へ。
ネギ科の食材:たまねぎ・ねぎ・ニラ・あさつき・にんにく等。
※発売当初のグゥードバランス栄養食には「ニンニク」を入れておりました。 諸説ありますが、グゥードとしては微量であれば、 栄養吸収を高めると言う利点を活かしたいという点で、入れても良いと言う考えでした。 ニンニクはネギ科の食材ですので、ごくまれに微量であっても家系的に死に至るケースがあるということで、現在は含まれておりません。ご安心ください。
チョコレートやココアの中に含まれるテオブロミンという成分が、心臓と中枢神経を刺激するので、大量に食べると下痢、嘔吐、興奮、昏睡状態、けいれん、呼吸困難などの中毒症状を起こす可能性大です。
体重1kgあたり20g〜30gが致死量と言われています。 最悪の場合、急性心不全を起こして死亡する事もある為、要注意です。
テオブロミンは、カカオに含まれるため、カカオの含有量の多いチョコレート(最近では、カカオ70%などの商品が売っていますね)はより危険です。
卵は良質なたんぱく源ですが、生卵の白身に含まれるアビジンというたんぱく成分が、ビタミンB群の一種であるビオチンの吸収を妨げる為、ビタミンバランスを壊す可能性があります。
アビジンは加熱によって変性する為、加熱したり、全卵で与えれば何の問題もありません。
グゥードバランス栄養食にも卵が含まれていますが、全卵ですので問題ありません。
汗腺がなく、ほとんど汗をかかない犬は、人の1/3程度しか塩分を必要としていません。 摂りすぎた塩分は体内に蓄積され、腎臓などに大きな負担をかけ、腎臓疾患を招くほか、高血圧・心臓疾患の原因にもなります。 私達の食べ物は、犬にとって塩分過剰になる場合が多いので、与えすぎに注意。また、糖質も人程必要としませんので、多く与えすぎないよう注意が必要。
特に多いのが食パンをあげている飼い主さん!食パンは、私達にはあまり感じませんが、犬にとっては、塩分が多すぎます。食パンはあげないようにしてください。
ワンコには香辛料は全く必要のない物です。 胃を刺激し、感覚を麻痺させたり、体に負担をかけるだけなので、与えないでください。 食糞防止の商品にも多く含まれています。特に消化機能が未発達の仔犬には使用しないでください。
香辛料:唐辛子・コショウ・ワサビ・カラシなど。
カフェインには、不整脈を起こしたり、心臓や神経系に異常をきたす危険があります。
カフェイン:コーヒー・紅茶・緑茶・栄養ドリンク・コーラなど
ワンコは乳糖を分解する酵素が人より少ない為、牛乳で軟便になったり下痢をする場合があります。 豆乳や、乳糖が分解された牛乳(人間用としてスーパーで売られています)をあげてください。
加熱した鶏の骨は、くだけやすく、縦に鋭く避ける為、消化器官などを傷つける恐れがあります。 魚の骨も同様に消化器官などを傷つける恐れがあります。
生の鶏骨であれば問題ありませんので、デンタルケアにオススメです!
また、グゥードバランス栄養食に含まれている鶏骨は、パウダー状にしている為ご安心ください!
急性アルコール中毒を起こす可能性があり、時には死に至ります。 「ウチの子、ビールやチュウハイが好きで、いつも小皿に入れて飲むんです!その後酔っぱらうみたいで寝ます」という方がいました。ビックリです。ワンコにアルコールを与える意味が分かりません。
ジャガイモの芽には、ソラニンという中毒を起こす物質が含まれています。 芽が出たらすぐに処分して、ワンコが知らないうちに食べてしまった!という事がないようにしてください。
最近の研究では、精製されたキシリトールが犬の肝不全や低血糖等の症状が出る事が明らかになっています。
犬用のキリシトール入りおやつに入っている量は、微量なので安全と考えられていますが、あげすぎにはご注意ください。 また、人間のキシリトールガムなどはワンコが届かない場所で保管しておくようにしてください。
海外の事例で、急性腎不全を起こすことがあると言われています。
上記のような食材を与えようとして与える飼い主さんはいないはずですが、「ついうっかり」愛犬の届くところに出しておいたときに、悲劇が起こります。
【グゥード代表 浅沼の体験】 「愛犬フク(ラブラドール)は、私が目を離した隙に、買っておいたキシリトールガムを1箱食べて泡を吹いて倒れていました。
すぐに抱えて動物病院へ連れて行きましたが、意識がなく、大変危険な状態でした。 幸い発見と処置が早かったおかげで、なんとか事なきを得ましたが、今思い出してもぞっとする経験です。」
犬は甘いものが大好きです。ガムは甘いので食べてしまったようです。
最新のアメリカの研究で、ようやくキシリトールが犬に有害であることが研究され始めました。 愛犬用のキシリトール入りのおやつは危険性は少ないようですが、人間用の食材にはキシリトールが使われていることがあるので、要注意です。
【余談::そのほかにも危険がいっぱい!】 獣医さんに聞いたお話ですが、 胃腸の調子が悪くて、開腹手術を行うことがよくあるそうです。 するとお腹の中から色々な物が出てくるのだそうです。
たとえば・・・ ・破壊したおもちゃの破片 ・ぞうきん ・手袋 ・ビニール袋の切れ端 ・ハンカチ ・靴下 ・冷えピタシート ・団子や焼き鳥の串 などなど。
また、薬や、殺鼠剤なども置いてあると食べてしまうことがあります。
さらに、通常にあげても問題のない犬用のおやつでも事故が起こることもあります。 ・犬用ガムを丸呑みしてひっかかった、 ・牛のひずめで歯が折れたということもあるようです。
【おすそわけはやめましょう】 室内飼いの場合、人間のご飯をおねだりする子は意外と多いようです。 家族の方もじっと見つめられるのでついついあげてしまう、なんてこともあるようですが、 人間の加工食品には、タマネギが含まれていたり、塩分や添加物が犬の身体には負担となることがあります。 しつけの第一歩として、犬と人間のご飯を区別させるのも大切です。
【拾い食いはしつけで改善】 食べることに執着するタイプのワンちゃんは、お散歩の途中でも道をクンクン嗅いで食べられそうなものがあればすぐに口にします。 これは犬種の差もあるようです。 特に、狩りを共に行うようにブリーディングされてきた犬は、獲物のにおいを嗅ぎ分けそこに向かっていくのが本来の仕事なのですから、強くても当然です。 それを叱るのではなく、物を食べて良いのは、飼い主さんから与えられたときだけ、「待て」「よし」のかけ声があったら食べてもよい、としつけるなどが重要です。
【こころがけたいこと】 愛犬に食べさせているときは目を離さない、 盗み食いできないよう、食材の保管、立ち入り場所の制限などを行う。 食べているのを見つけたら、慌てて怒ったり、口から取り出そうとすると かえって必死で飲み込もうとしてしまうことがあり危険です。 普段から「ダセ」「オフ」などの指示で、口に加えたものを出す訓練を行うのも大切です。 また本能としても、1度食べた美味しいものを忘れない傾向があります。 何度も同じ場所で食べようとするので、そこに犬が嫌がる匂いや、味を付けておいて、再学習させるのもよいでしょう。
愛犬の体は、私たち人間とは異なります。
私たちには美味しくて栄養になる食べ物でも、愛犬の体には毒となり、時には命を危険にさらしてしまうものもあります。
ペットも多様化し、獣医学も日進月歩の現在、定説となっているものから、研究中のものもあります。神経質になることなく、愛犬の食事を楽しめるよう、基礎知識としてお読みください。
愛犬の手作り食を試そうとされている方はもちろん、普段の生活でも注意しておきたい点をまとめました。
ネギ類には、血液中の赤血球を破壊するアリルプロピルジスルファイドという成分が含まれています。
犬がネギ類を食べると、急性貧血や血尿などの症状が現れるネギ中毒を起こし、貧血を起こします。
死に至る事もあります。
この成分は加熱しても破壊されないので、汁だけを与えても中毒になってしまいます。
コロッケ、ハンバーグ、肉じゃが、すき焼きなど、ネギ類の入った料理を与える事は非常に危険です。
茶色っぽいオシッコをしたら、血液が溶け出している事を意味しますので、すぐに病院へ。
ネギ科の食材:たまねぎ・ねぎ・ニラ・あさつき・にんにく等。
※発売当初のグゥードバランス栄養食には「ニンニク」を入れておりました。
諸説ありますが、グゥードとしては微量であれば、 栄養吸収を高めると言う利点を活かしたいという点で、入れても良いと言う考えでした。
ニンニクはネギ科の食材ですので、ごくまれに微量であっても家系的に死に至るケースがあるということで、現在は含まれておりません。ご安心ください。
チョコレートやココアの中に含まれるテオブロミンという成分が、心臓と中枢神経を刺激するので、大量に食べると下痢、嘔吐、興奮、昏睡状態、けいれん、呼吸困難などの中毒症状を起こす可能性大です。
体重1kgあたり20g〜30gが致死量と言われています。
最悪の場合、急性心不全を起こして死亡する事もある為、要注意です。
テオブロミンは、カカオに含まれるため、カカオの含有量の多いチョコレート(最近では、カカオ70%などの商品が売っていますね)はより危険です。
卵は良質なたんぱく源ですが、生卵の白身に含まれるアビジンというたんぱく成分が、ビタミンB群の一種であるビオチンの吸収を妨げる為、ビタミンバランスを壊す可能性があります。
アビジンは加熱によって変性する為、加熱したり、全卵で与えれば何の問題もありません。
グゥードバランス栄養食にも卵が含まれていますが、全卵ですので問題ありません。
汗腺がなく、ほとんど汗をかかない犬は、人の1/3程度しか塩分を必要としていません。
摂りすぎた塩分は体内に蓄積され、腎臓などに大きな負担をかけ、腎臓疾患を招くほか、高血圧・心臓疾患の原因にもなります。
私達の食べ物は、犬にとって塩分過剰になる場合が多いので、与えすぎに注意。また、糖質も人程必要としませんので、多く与えすぎないよう注意が必要。
特に多いのが食パンをあげている飼い主さん!食パンは、私達にはあまり感じませんが、犬にとっては、塩分が多すぎます。食パンはあげないようにしてください。
ワンコには香辛料は全く必要のない物です。
胃を刺激し、感覚を麻痺させたり、体に負担をかけるだけなので、与えないでください。
食糞防止の商品にも多く含まれています。特に消化機能が未発達の仔犬には使用しないでください。
香辛料:唐辛子・コショウ・ワサビ・カラシなど。
カフェインには、不整脈を起こしたり、心臓や神経系に異常をきたす危険があります。
カフェイン:コーヒー・紅茶・緑茶・栄養ドリンク・コーラなど
ワンコは乳糖を分解する酵素が人より少ない為、牛乳で軟便になったり下痢をする場合があります。 豆乳や、乳糖が分解された牛乳(人間用としてスーパーで売られています)をあげてください。
加熱した鶏の骨は、くだけやすく、縦に鋭く避ける為、消化器官などを傷つける恐れがあります。
魚の骨も同様に消化器官などを傷つける恐れがあります。
生の鶏骨であれば問題ありませんので、デンタルケアにオススメです!
また、グゥードバランス栄養食に含まれている鶏骨は、パウダー状にしている為ご安心ください!
急性アルコール中毒を起こす可能性があり、時には死に至ります。
「ウチの子、ビールやチュウハイが好きで、いつも小皿に入れて飲むんです!その後酔っぱらうみたいで寝ます」という方がいました。
ビックリです。ワンコにアルコールを与える意味が分かりません。
ジャガイモの芽には、ソラニンという中毒を起こす物質が含まれています。
芽が出たらすぐに処分して、ワンコが知らないうちに食べてしまった!という事がないようにしてください。
最近の研究では、精製されたキシリトールが犬の肝不全や低血糖等の症状が出る事が明らかになっています。
犬用のキリシトール入りおやつに入っている量は、微量なので安全と考えられていますが、あげすぎにはご注意ください。
また、人間のキシリトールガムなどはワンコが届かない場所で保管しておくようにしてください。
海外の事例で、急性腎不全を起こすことがあると言われています。
上記のような食材を与えようとして与える飼い主さんはいないはずですが、「ついうっかり」愛犬の届くところに出しておいたときに、悲劇が起こります。
【グゥード代表 浅沼の体験】
「愛犬フク(ラブラドール)は、私が目を離した隙に、買っておいたキシリトールガムを1箱食べて泡を吹いて倒れていました。
すぐに抱えて動物病院へ連れて行きましたが、意識がなく、大変危険な状態でした。
幸い発見と処置が早かったおかげで、なんとか事なきを得ましたが、今思い出してもぞっとする経験です。」
犬は甘いものが大好きです。ガムは甘いので食べてしまったようです。
最新のアメリカの研究で、ようやくキシリトールが犬に有害であることが研究され始めました。
愛犬用のキシリトール入りのおやつは危険性は少ないようですが、人間用の食材にはキシリトールが使われていることがあるので、要注意です。
【余談::そのほかにも危険がいっぱい!】
獣医さんに聞いたお話ですが、 胃腸の調子が悪くて、開腹手術を行うことがよくあるそうです。 するとお腹の中から色々な物が出てくるのだそうです。
たとえば・・・
・破壊したおもちゃの破片
・ぞうきん
・手袋
・ビニール袋の切れ端
・ハンカチ
・靴下
・冷えピタシート
・団子や焼き鳥の串
などなど。
また、薬や、殺鼠剤なども置いてあると食べてしまうことがあります。
さらに、通常にあげても問題のない犬用のおやつでも事故が起こることもあります。
・犬用ガムを丸呑みしてひっかかった、 ・牛のひずめで歯が折れたということもあるようです。
満腹中枢が鈍く出来ているので、気にいればずっと食べ続けてしまいます。
【おすそわけはやめましょう】
室内飼いの場合、人間のご飯をおねだりする子は意外と多いようです。
家族の方もじっと見つめられるのでついついあげてしまう、なんてこともあるようですが、 人間の加工食品には、タマネギが含まれていたり、塩分や添加物が犬の身体には負担となることがあります。
しつけの第一歩として、犬と人間のご飯を区別させるのも大切です。
【拾い食いはしつけで改善】
食べることに執着するタイプのワンちゃんは、お散歩の途中でも道をクンクン嗅いで食べられそうなものがあればすぐに口にします。
これは犬種の差もあるようです。
特に、狩りを共に行うようにブリーディングされてきた犬は、獲物のにおいを嗅ぎ分けそこに向かっていくのが本来の仕事なのですから、強くても当然です。
それを叱るのではなく、物を食べて良いのは、飼い主さんから与えられたときだけ、「待て」「よし」のかけ声があったら食べてもよい、としつけるなどが重要です。
【こころがけたいこと】
愛犬に食べさせているときは目を離さない、 盗み食いできないよう、食材の保管、立ち入り場所の制限などを行う。
食べているのを見つけたら、慌てて怒ったり、口から取り出そうとすると かえって必死で飲み込もうとしてしまうことがあり危険です。
普段から「ダセ」「オフ」などの指示で、口に加えたものを出す訓練を行うのも大切です。
また本能としても、1度食べた美味しいものを忘れない傾向があります。
何度も同じ場所で食べようとするので、そこに犬が嫌がる匂いや、味を付けておいて、再学習させるのもよいでしょう。